ビジネスの土台は、考え抜くこと
業務の質を高めていくためには、アウトプットそのものだけでなく、その前提となる思考のスキル、考え抜く力も高める必要があります。質の高いアウトプットの基礎となるのは、ロジカルに思考するスキルです。ロジカル(論理的)とは、考えていることや伝えていることに「突っ込みどころ」がない状態、「突っ込まれても説明できる」状態です。[?]
ロジカルシンキング研修では、インプットからアウトプットにいたるプロセス全体について学びます。会議・商談など多岐にわたるビジネスシーンで正確に、明確に、簡潔に伝える力が実践的に身につきます。また、業務改善や意思決定などで素早く、妥当な結論を導き出す問題解決力を向上させます。
主なねらい・効果
ロジカルシンキングは、あらゆる業務の基礎となる重要なスキルです。論理的思考力が高まれば、人とのコミュニケーション力・意思伝達力が高まりますし、ソリューション力・問題解決力も高まります。
コミュニケーション力・意思伝達力を高める
われわれの仕事の多くの部分は、意思伝達によって成り立っています。日常のコミュニケーションは、報連相はもとより、会議・折衝といった組織内部の調整、顧客とのやり取りなど、多岐にわたります。情報共有が円滑に進まなければ、組織の生産性は向上しません。また、いくら良い商品・サービスがあっても、正しく伝えられなければお客様に選んでいただけません。コミュニケーション力を身につければ、情報や考えの伝達効率が飛躍的に向上します。
ソリューション力・問題解決力を高める
われわれの仕事の多くは、問題解決の連続です。日常のトラブルの解決はもちろん、長期的な社会環境の変化に対応し、商品やサービスを改善していくことも一種の問題解決です。様々な出来事のなかから重要な問題を特定し、原因を分析し、正しい打ち手を考え、やり抜くことができなければ、組織の生産性は向上しません。問題解決力が高まれば、複雑な問題や困難な状況にも正しい判断が下せます。
カリキュラムの例
ロジカでは、実施にあたってはお客さまのご要望や課題に応じて柔軟にカスタマイズいたします。ここでは過去の実施例のうち、特にご用命が多いカリキュラムや高い評価をいただいたものをご紹介いたします。
いずれのカリキュラムでも、小難しい理論ではなく、汎用性の高いツール・技法や思考の枠組みを学習します。また、演習中心のプログラムによって、単に「知っている」だけでなく、業務で「実践できる」レベルの共通スキルを身につけます。
標準的な2日間構成の例
午前 | オリエンテーション
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1.ニーズを理解する(パターン)
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午後 |
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2.根拠を添えて考える(三角ロジック)
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午前 |
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3.筋道を追って考える(リンクマップ)
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4.モレ・ダブりなく考える(マトリクス)
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午後 | 5.わかりやすく伝える(メンタルモデル)
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まとめ |
意思伝達力向上を重視した1日間構成の例
午前 | オリエンテーション |
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1.ニーズや現状を引き出す
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2.モレ・ダブりなく考える(ミッシー)
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午後 | 3.根拠を添えて考える(三角ロジック)
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4.筋道を追って考える(リンクマップ)
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5.わかりやすく伝える
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まとめ |
問題解決力向上を重視した1日間構成の例
午前 | オリエンテーション
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1.原因を正しく分析する
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2.問題や対策を洗い出し、整理する
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午後 | 3.原因を分析し、対策を講じる
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4.講じた対策をやり抜く
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まとめ |
研修基礎データ
- 受講対象
- 0~5年目の社員・職員(課長補佐級まで)
- 受講定員
- 講師1名に対して受講生24名(最大36名まで)
- 所要時間
- 7時間~16時間(1日間~2日間)
ロジカルシンキング研修は、ビジネススキル教育の入門編として最適なプログラムです。こうした研修の導入経験がない場合、まずは本プログラムの導入をご検討ください。より本格的な伝達力や、応用的なスキルの向上には、以下プログラムの導入をご検討ください。
- 考える力をベースにして話す力を高める「ロジカルプレゼンテーション」
- 考える力をベースにして書く力を高める「ロジカルライティング」
- 考える力を活かして組織力を高める「ロジカルファシリテーション」
- 考える力を活かして交渉力を高める「ロジカルネゴシエーション」
- 考える力と伝える力をレベルアップさせる「ビジネスディベート」